2010.9.6

2010.9.6

寝る前の読書。相変わらず毎晩の楽しみであります。

今読んでいるのは
桐野夏生さん著『東京島』高村薫さん著『レディジョーカー』(上巻)を平行読書中。

『レディジョーカー』は内容が骨太で文章もかなりかみ砕かないと理解出来ないので、引き込まれつつもなかなか前に進まない。そんな中最近の桐野さん作品に少し『ハテ?どうも様子が変だ』と疑問を抱いていたので詠むのを躊躇していたのを映画公開という事で意を決して購入し、浮気読み。こちらはどんどん前に進むけれど、どうなるんだろう?なんだか不安、という展開。映画も観たいけれど、桐野作品の映画化は駄作も多いので期待はしないでおこう..。(だってワタナベ役が窪塚洋介なんて...かっこよすぎるでしょう?清子さんもイメージと全然違う...。)

さらにこれまた待ちに待った映画公開間近!という事でずっと夫に貸したまま放置していたのを急遽返して貰い、吉田修一さん著『悪人』を読み返してみました。

最初読んだ時よりもさらにおもしろさ倍増で一気に読了。この作品は本当に...本当に素晴らしい!まさにスルメのような味わい。読む度に感じる事が違うようです。はまりこんでしまって思わず涙ぐんでしまったり、九州弁がついつい口に出てしまったり(全然なってないですけど)。登場人物の心のざわめきがスーーーッと入り込んでしまうのですよね。文体自体はあくまでも冷静そのものなのに。こんな内容の濃い小説が新聞の連載小説だった事にも驚きですが、連載時の束芋さんの挿絵がまた素晴らしく感銘を受けます。毎日の連載なのにこの濃密さ...すごい..圧巻です。『悪人』公式サイトで一部閲覧出来ますのでご興味のある方はぜひぜひ..。絶対に映画観るぞー!と思っているのですが、期待しすぎたあげく観終わった後哀しい想いをするのもイヤなので、心して期待せずに映画館に足を運びたいと思っています。